トキソプラズマ 人の性格を変える寄生虫

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トキソプラズマは、幅2-3μm、長さ4-7μmの半月形の単細胞生物で、ヒトを含む幅広い恒温動物に寄生してトキソプラズマ症を引き起こす。

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トキソプラズマは、理由は未だ明らかになっていないが、宿主のネコの腸内でのみ有性繁殖するようになっており、トキソプラズマにとってはネコが終宿主となっている。

主な感染経路は、トキソプラズマが混入した飲食物の摂取だが、人間はネコ用のトイレや餌などを扱う際に感染することが多い。

トキソプラズマはネコ以外の宿主の中では無性生殖で体内全体に繁殖する。感染の初期段階ではトキソプラズマ症を引き起こし、免疫不全の場合は重度の組織損傷を伴うこともある。

だが、ほとんどの場合は免疫系に抑えられて大きな問題になることはなく、不快感や寒気、熱、全身の痛みなどの症状に襲われる程度である。しかし、妊娠の初期段階にトキソプラズマに初めて感染してしまうと、発育中の胎児にも感染してしまい、胎児に重度の障害を負わせたり最悪の場合は流産してしまう可能性もある。

最近では、トキソプラズマが宿主の行動に影響を与えるという研究報告が増加している。

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例えば、ネズミはネコに対して根本的な恐怖心を抱いて自身を本能的に守っているが、トキソプラズマに寄生されたネズミは「ネコに対する恐怖心」を感じなくなるという。

このネズミの脳を解剖したところ、トキソプラズマに感染した個体は大脳辺縁系周辺の嚢胞が感染していないネズミよりも格段に多いことが判明した。

さらに、トキソプラズマに感染したネズミがネコのニオイを嗅ぐ際の脳の反応を観察したところ、ニューロンの「生殖」に関する経路が雌のネズミのニオイを嗅いだ際と同じような反応を示したことも明らかになった。

つまり、通常のネズミが危険を感じるニオイを雌の香りと勘違いしてしまったということだ。

では、人間への影響はどうかというと、まだ研究段階ではあるが、行動や人格にも変化が出るとする研究例は多く存在する。

男性は反社会的に女性は社交的になる、統合失調症や双極性障害にかかりやすくなる、男性はリスクを恐れなくなる・集中力散漫・規則破り・危険行為・独断的・反社会的・猜疑的・嫉妬深い・女性に好ましくない、逆に女性は社交的・ふしだら・男性にもてる…など。

なお、アメリカ疾病予防管理センターは、トキソプラズマに感染することを防ぐには、料理の際には手を洗うなどして清潔さを保つことと、ネコが自由に行き来している庭がある場合は手袋やマスクをしてガーデニングすることを勧めている。

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信じるか信じないかは貴方次第。

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