化けタヌキ

2015-12-07_112104

戦後間もない時期から、中国地方である奇妙な動物にまつわる噂が指摘される様になった。

スポンサード リンク

なんでも、山奥で作業をしている人間が、大きな獣に襲われたというのである。しかもこの獣のせいで命を落としてしまった人もいたという。

付近の村々では、この獣の正体をタヌキだと考えていた様である。

土地柄、この地方では昔から人を化かしたりするのはタヌキであると考えられていた。古老がタヌキを疑ったのは無理もない。

果たしてすぐに若い衆によって山狩りが行われる事になった。

スポンサード リンク

猟銃を携行した若い衆や猟師によって捜索が開始され、幸運にも件の獣を見つける事に成功したそうだ。

山中に何度か銃声が響き、とうとう獣のどっと倒れる音が木霊する。

しかし、捜索に参加していた連中は、この獣の正体を見た時、全員が示し合わせて、決して周辺の人々に口外しない様に取り決めをしたそうだ。

そして実際に、彼らが捕らえた獣の姿は誰にも見られない様に葬られてしまったという。

但し、偶然にこの獣を見掛けた人物によると、到底タヌキとは思えない様な大きく尖った鉤爪のついた前足が目に付いたとされている。

果たして山狩りに参加した若い者達は何を仕留めてしまったのだろうか。

ちなみに、化けタヌキは人を騙して悦に浸る知能を持っているものの、根本的には無害であり、人を襲ったり殺す様な事はしないと言われている。

スポンサード リンク

信じるか信じないかは貴方次第。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ