化け物退治

2015-12-07_111937

日本には昔から、人を化かす獣が生息していたという話はよく聞かれる。現代では流石に『獣に化かされた!』という人もかなり減ってはいるが、決してその様な不思議な存在がいなくなったというワケではない。

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1923年、まだ日本では元号が大正だったこの時期に、面白い記録が残っている。

当時、栃木県のある地域では、人間を化かして遊ぶ性質の悪い獣が出没していたそうだ。多くの人々がこれによって不利益を被っていたという。

いつしかその様な獣が出没する事もあり、その地域では夜間に出歩くのも控える様になってしまった。

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ある夜の事である。近隣の村に住んでいる男性が夜道を歩いていると、目の前にいつのまにか人影があった。

暗い中、月灯りを頼りにその人影を見ると、それは夜道には似つかわしくない様な若い娘だったそうだ。

男性はこれ最初から人間とは思わなかったようで、すかさず近づくと尻のあたりを触ったという。

現在であれば犯罪者の所業だが、化け物を見破るには尻尾を掴むのが良いという話がある。男性はこれを実践しようとしたワケである。

すると、案の定、娘からは隠れていた尻尾が飛び出した。男性はこれを勢い良く掴んで引っ張ると、娘の姿は霧散し、その代わり古狸が正体を現した。

男性はこの狸をどう処分しようか悩んだが、あまりにも狸が悲痛な声で鳴くので、哀れに感じ、最終的には離してやったそうだ。

それ以来、付近では人に悪さをする様な獣は見られなくなったという。

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信じるか信じないかは貴方次第。

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