身を滅ぼすお酒・薬草系リキュール『アブサン』

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「アブサン」とはフランス、スイス、チェコ、スペインを中心にヨーロッパ各国で作られている薬草系リキュールの一つだ。

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ニガヨモギ、アニス、ウイキョウ等、複数のハーブやスパイスが主成分である。

他のリキュール類とは異なり、特殊な香りと味を持っている。

歴史は古く、1700年代にスイス人の医師が、鎮痛解熱作用をもたらす薬酒として開発したものが起源と言われている。

安価な酒として市場を独占し、食前酒としてのシェアは90%を超えたそうだ。

当時は多くの芸術家達によって愛飲されていた。

作家ヘミングウェイや詩人のヴェルレーヌやアルチュール・ランボー、画家のロートレック、ゴッホはアブサンの中毒だったそうだ。

ゴッホが左耳を自ら切断したのは、アブサンの飲み過ぎで自画像を描くのに邪魔だと感じたからだとも言われている。

詩人のオスカー・ワイルドは「パリの酒場からチューリップが生えた」との迷言も残したことで知られている。

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アルコール度数が非常に高く、40%から90%を超える物もあるそうだ。

主に70%前後の物が多く、そのまま飲む事もあるが、薄めて飲んだり、カクテル材料として用いられる事が多い。

水を加えると非水溶成分が析出して白濁する。

正統派な飲み方としては、アブサンスプーンと呼ばれる穴の開いたスプーンを用いる方法がよく知られている。

スプーンをグラスの上に渡してその上に角砂糖を置きアブサンで湿らせて着火する。

ミネラルウォーターを注いで消火し、スプーンでよく混ぜるのだ。

ニガヨモギにあるツヨンという成分により、幻覚や向精神作用が引き起こされ、人体に悪影響を及ぼすのだという。

20世紀初頭にはスイス・ドイツ・アメリカ等でアブサンの製造・流通・販売は禁止されたのだ。

その為、ニガヨモギを用いない代替品として、パスティスが製造されたそうだ。

1981年には、ツヨンの残存許容量が、10ppm以下ならば承認するという条件付きで製造が復活したという。

2005年3月1日に禁止国であったスイスでも正式に解禁された。

作家や芸術家が愛した「創造力が高まり脳天のシビれる味」なのである。

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信じるか信じないかは貴方次第。

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