中国 虎に変身した仙人

2015-10-10_005440

宋代中国の福建に、虎を倒したほどの武人の伝説が残っている。

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この武人は生まれながらの命知らずでかなりの大男であった。

探究心が強い彼は、あるとき仙人が住んでいるという山の噂を耳にした。

そこでは仙人が弟子を取り、仙術を授けてくれるのだという。弟子になった人物は忽然と姿を消してしまうとされていた。つまり、その山では行方不明になるという事は仙術を得たという事になるので、大変に名誉な事になるのである。

この事を知った武人は、早速1人でこの山に入った。

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ある程度まで足を進めると、霧雨が彼の体を濡らすようになった。その為、湿気から逃れようとしていると、目の前に大きな洞窟があったので、そこに入ったのだという。

しかし、ここには先客が存在した。非常に体の大きな虎が潜んでいたのだ。

武人が辺りを見渡すと、修行者らしき者達の人骨が沢山転がっていたようで、武人はここには仙人など存在せず、皆この虎の餌食になるべく入山してしまっていた事を悟った。

図らずも虎に食われた人々の仲間入りだけは避けたい武人は剣を引き抜き立ち回り、ついに虎を仕留める事に成功させた。

そして再度洞窟内を見渡してみるとおかしな事に気がついた。

遺体の転がっている入口付近を超えると、しっかりと整理された家財道具が幾つも並んでいたのである。

それはまるで、そこで何者かが長年生活しているような様子であった。

中国の伝説に登場する神仙の中には虎に化身する者も少なくないと言われている。

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信じるか信じないかは貴方次第。

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