田畑藤本・藤本淳史『不老不死がもたらす恐怖』

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都市伝説テラー・田畑藤本・藤本淳史不老不死がもたらす恐怖について語る。

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人類が今まで追い求めてきたものの中に『不老不死』というものがあるが、実はこれがもうすぐ実現されるという話がある。

今、日本人の平均寿命というのが84歳で世界一位になっている。ただ、これが100年前の大正時代初期まで遡ると、平均寿命が45歳程度だったと言われている。太平洋戦争が終わるまでは50歳を下回っていたと言われている。

つまり、ここ100年位の間に、日本人の寿命というのは2倍近くにまで伸びている。

では、この『寿命』というのはどういうメカニズムなのかという話だが、その答えは実は自分のDNAの中に隠されている。生きている人間の体は絶えず細胞分裂が繰り返されている。この分裂による新陳代謝によって、細胞は若く居続ける事が出来る。

この細胞分裂のスピードが遅くなっていくと、これがいわゆる『老化』である。これが極限まで遅くなって止まってしまうと『死んでしまう』。

そして、細胞というのは生まれた瞬間にいつまで分裂出来るのかというのは決まってしまっている。これを示しているのが、細胞の中の染色体の一部である『テロメア』と呼ばれる部分である。

この染色体の先端にあるキャップの様な部分をテロメアと言い、遺伝子情報を保護するという役目を果たしている。細胞分裂を繰り返す度にこのテロメアというのはどんどん短くなっていく。やがて、テロメアがなくなってしまうと、細胞分裂が出来なくなり、生命の終わりを意味している。

そこでテロメアは『死のタイマー』とも呼ばれている。

しかし、このタイマーをストップさせる物質が発見された。これが『テロメアーゼ』と呼ばれる酵素で、このテロメアーゼを活性化させる様に遺伝子組換えしたウイルスを作り、これをマウスに投与するという実験が行われたが、実際にマウスは細胞が若返り、寿命が伸びたという結果が得られた。

更にはそれを自分の体に投与する人間が現れたが、細胞年齢が20歳以上若返ったと言われている。

但し、この細胞分裂による長生きは人間にとって良い事ばかりではない。

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というのは、人間の体の中には3歳位の時に細胞分裂が止まってしまって、そこからはその細胞が死ぬまで働くという部分があるからである。

それが脳などの『神経細胞』である。

つまり、上記の方法でいくと、細胞分裂する体は老化する事を止められるが、細胞分裂しない脳の老化は止める事が出来ない。脳だけが置いてかれていってしまうのである。

実はこの謎を解く鍵を握る人物が現れた。

それが『ブルック・グリーンバーグ』。

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見ての通り、赤ちゃんを抱っこしている女性が、赤ちゃんの妹である。そして、この赤ちゃんは『歳をとらない少女』と呼ばれている。この画像の時は10代後半位の年齢であり、妹はその3つ下である。

つまり、この赤ちゃんは生まれた時から1歳になるまでは順調に成長して、そこで体と脳の成長がストップしたまま20歳まで生き続けたのである。

体は勿論凄いが、細胞分裂しないはずの脳まで成長が止まったまま20歳まで生きたのは他に類を見ない。成長がそこでストップするというのは、裏を返せば老化もそこで止まっているという事になるので、世界中の学者がこの件で研究をした。

そして、今から3年前、彼女は20歳にして残念ながら、脳ではなく呼吸器官の病気によって亡くなってしまったが、その脳には脳の老化を止める鍵があるのではないかという事で今も研究が続けられている。

この謎さえ解き明かす事が出来れば、人類はようやく体だけでなく、脳も含めて、健康的な不老不死に近い体を手にする事が出来る。

そして、目の前に迫った人類が追い求めていた不老不死ではあるが、そうなると引き起こされる問題が、異常なスピードでの人口の増加である。

地球には今、人類の天敵は存在せず、楽園の様に思えるが、これが人口爆発を起こしてしまうと、それと伴い食糧危機や環境破壊も起こって、経済も悪化し、土地を巡る戦争なんかも起こってしまう事になる。

これ程までに地球上を人類が覆い尽くしてしまったら、残された手段は地球以外に住める土地を探す事以外なくなっている。

今、候補として上がっているのが『火星』である。アメリカの実業家であるイーロン・マスクという人が火星に人類を着陸させる計画を続行中。この環境をなんとかして、人口爆発が起こる前に火星に移住する事が出来るのか、それともそれが間に合わずに、人類が地球を埋め尽くして、自ら滅亡の道を歩んでしまうのか。

不老不死という技術が人類にもたらすのは実はもっとも不幸な話なのかもしれない。

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信じるか信じないかは貴方次第。

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