田畑藤本・藤本淳史『人類を待ち受ける恐るべき未来』

2015-12-26_050348

都市伝説テラー・田畑藤本・藤本淳史人類を待ち受ける恐るべき未来について語る。

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コンピューターの進化というのは大きくワケて2つ存在する。

1つ目は『性能の進化』。人工知能とかいう話もこの性能の進化があるからこそである。

2つ目は『サイズ(大きさ)の進化』である。1940年頃に作られたコンピューターというのは大きな部屋の中に本棚位の計算機が何台もあるような図書館の様なコンピューターであった。そして、このコンピューターの計算能力は今で言う電卓よりも低かった。

ここから40年経過し、1980年。この時代から家庭用のパソコンが普及し始めた。この時期に国が作っていた最先端のスーパーコンピューターの性能は現在のスマホよりも低いと言われている。

この様に考えていくと、現在ニュースで見る様なスーパーコンピューター『京』も、何年か経過してしまえば、モバイルコンピューターに負けてしまう様な時代がくると考えられている。

この様にコンピューターはどんどん小型化しているが、この小型化の最先端は今どの様になっているかと言う話である。

なんとこれは我々の目に見えない世界にまで及んでいる。小型化の技術を結集して作られた『ナノマシン』というのがある。

1mという単位があるが、これを1000分の1にしたら1mmになるこれを更に1000分の1にすると1μm(マイクロメートル)とになるが、これを更に1000分の1にすると1nm(ナノメートル)という単位になる。

ナノメートルは実にメートルの10億分の1のサイズだが、これは想像つかないと思うので、身近な例で例えると、食品を保存するサランラップの厚みがマイクロメートルの世界である。あのラップの厚みを1000分の1以下にしたのがナノの世界なのである。

人間の体に含まれる最近もマイクロメートルの世界で、それを更に小さいものと言えばウイルスで、これでようやくナノの世界になる。つまりナノマシンはウイルスと同じサイズの大きさなのである。

そんなものが本当にあるのかという話だが、実際に2009年に名古屋大学の生田教授が光の力を使って加工したナノマシンを開発している。他にもまだ研究段階だが、人間の体の細胞に絶対に存在するATP(アデノシン三リン酸)を動力源として動くナノマシンが存在したり、あるいは血液から電気を作り、発電させて、これを動力とするナノマシンも研究されていたりする。

では、この様なナノマシンが何の目的に作られているのかと言えば『医療』である。このナノマシンが進歩すれば医療技術が格段に進歩する。

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例えば日本人の死因1位を占めている『癌(がん)』。現在でも効果の高い抗癌剤というのは沢山存在するが、抗癌剤はがん細胞に到達するまでの効果が薄れる場合がある。更には他の正常な細胞にも作用してしまい、副作用を起こしてしまう可能性がある。この様な問題があるが、ナノマシンに抗癌剤をのせて、これが限定的にがん細胞の所にいく。そしてがん細胞に到達した時に抗癌剤を放出する。そういう事で、正常な細胞への副作用が最小限に抑えられるという治療が何年か後に実現すると言われている。

将来的な話だが、病気を持っていない健康な人であってもナノマシンを先に走らせておいて、病気が検出された時点で自動的に治療を始めてもらう。あるいは、人間ドッグを自動的に進めてもらえる。いわば体内病院と呼べるような事が今研究されている。

但し、その為に一つ超えなくてはいけない問題がナノマシンの数である。ナノマシンの様な小さなものが人間の体の中で効果的に働くには大量の個数が必要となる。

例えば、インフルエンザのウイルスが体に入った時に、最初は1個でも24時間後には100万個に増えている。そうなると1個のナノマシンでは処理出来ない。かといって100万個のナノマシンを作ると膨大な労力とコストがかかる。

では、どうすれば良いのかと言うところで今考えられているのが、ナノマシン自体に自己複製能力を持たせるという事である。この自己複製機能とは何かと言えば、生物の細胞が持っている機能だが、自分のコピーを造らせる事である。だから体内にある周りの材料を使い、自分のコピーを作るという事をプログラミングしておけば、状況によって自分自身をどんどん複製してくれるという考えがある。

しかし、この考え方、一方では恐ろしい危険性もある。それはシステムエラーという問題で。この自己複製機能がシステムエラーを起こし、暴走してしまう可能性がある。

具体的に言えば、体内の材料を使い自己複製機能を持つナノマシンなので、最悪の場合人間の体を内側から食い破ってしまう可能性もある。食べるものが無くなったら外に溢れ出す。

そしてナノマシンはインフルエンザウイルスと同じ大きさなので、空気中に浮遊してしまう事が考えられる。そうなった時に、知らない人が吸い込み、その中で自己複製機能が出てきてしまうと、まさにナノマシン自体が新種のウイルスになってしまう可能性がある。

このナノマシン自体に特効薬がないし、そもそも現在の検査方法では検出出来るかも分からない。

この様なナノマシンがもし悪意のある人に利用された場合、人間だけでなく、人間の食べるもの、例えば家畜、植物などあらゆるものを食べ尽くし、自己複製を続けてしまう可能性がある。

そうなった時、地球上の全てのものを食べ尽くすのには数時間もあれば足りると言われている。そうなると残ると、ただ無限に食べ尽くすナノマシンの集合体である。

あの青かった地球がドロドロと粘土みたいな灰色のナノマシンの集合体で覆われてしまうのである。

この灰色のドロドロは『グレイグー』と呼ばれるが、実際に『グレイグー問題』として警鐘を鳴らしている科学者も存在する。

そもそもは人類を救うテクノロジーだが、将来的には人類を滅ぼす恐ろしい存在になってしまうかもしれないのがナノマシンなのである。

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信じるか信じないかは貴方次第。

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